【2月28日 AFP】エジプト南部の観光地ルクソール(Luxor)で熱気球が爆発して墜落し日本人を含む観光客ら19人が死亡した事故は、気球事故としては過去20年間で最多の犠牲者を出す惨事となった。

- 1990年10月6日:オーストリア・ウィーン(Vienna)近郊のゲンゼルンドルフ(Gaenserndorf)で気球が墜落し、4人が死亡。

- 1993年8月8日:米コロラド(Colorado)州アスペン(Aspen)近郊で、飛行中の気球のワイヤーが切れ、上空30メートルからゴンドラが落下。乗っていた6人が死亡した。

- 1994年1月16日:ドイツ南西部モスバッハ(Mosbach)近郊で、気球が着陸に失敗して炎上。3人が死亡した。

- 1996年1月31日:スイス・ベルン(Bern)州のアルプス(Alps)地方で、上空2400メートルを飛行していた気球が強風で山腹に叩きつけられ、5人が死亡した。

- 1999年6月17日:ドイツ西部イッベンビューレン(Ibbenburen)近郊で、飛行中の熱気球が電線に接触し乗っていた4人が死亡。

- 2001年8月26日:フランス南部ベランアルベイ(Verrens-Arvey)で、気球が電線に接触し子ども1人を含む6人が死亡。

- 2009年10月14日:中国南部の人気観光地、陽朔(Yangshuo)で、気球が炎上し墜落。オランダ人観光客4人が死亡した。

- 2012年1月7日:ニュージーランドの首都ウェリントン(Wellington)北方のカータートン(Carterton)近郊で、遊覧飛行中の熱気球が電線に接触して炎上。11人が死亡した。

- 2012年8月23日:スロベニアの首都リュブリャナ(Ljubljana)近郊で、強風のため操縦士が制御に失敗した気球が木に引っ掛かり炎上。子ども1人を含む6人が死亡した。

- 2013年2月26日:エジプトの古都ルクソールで、朝日を臨む観光客を乗せて飛行していた熱気球が炎上・爆発。日本や香港、欧州からの観光客ら19人が死亡した。(c)AFP