【4月28日 AFP】全米の若者たちを対象にした自動車の運転動向調査で、運転中に他の動作をすることは危険だとの認識が広がっているにも関わらず、多くの女子が運転中に携帯メールを送受信していることが分かった。

 市場調査会社Prince Market Researchが15歳から21歳のドライバー2012人を対象にオンライン調査を実施したところ、回答者の3分の2が「自分は非常に安全な運転をしている」と答え、残る回答者も大方が「安全運転をしている方だ」と答えた。

 しかし、同じ調査で回答者の大多数が、運転中にカーステレオの音楽を切り替えたり飲食をするなど、運転から注意をそらす行為をしていることも分かった。

 さらに女子回答者の38%が運転中に携帯メールを読んだことがあると答え、27%はメールの送信もしたことがあると答えた。

 男子回答者では携帯メールを読んだとの回答が17%、送信したとの回答は11%だった。

 タイヤメーカー、ブリヂストン(Bridgestone)の支援を受けて10代の若者向けの安全運転プログラムを担当しているアンジェラ・パターソン(Angela Patterson)氏は、「コーヒーを1口飲む、ラジオの局を変える、携帯電話の画面をちらっと見る。こうした、たった1つの動作が事故につながることを(若者たちに)再認識させなければならない」と話した。

 当初、Prince Market Researchは電話での調査を考えていたが、運転中に調査に答える回答者が出る可能性を考慮し、オンライン調査とした。(c)AFP