【8月31日 AFP】チリ北部のサンホセ(San Jose)鉱山で5日に発生した落盤事故で地下に閉じ込められた作業員を救出する縦穴の掘削作業が、30日午後10時25分(日本時間31日午前11時25分)開始された。チリ政府筋が明らかにした。

 オーストラリア製の大型掘削機「ストラータ950(Strata 950)」で、まず地下700メートルの待避所に達する直径33センチの誘導穴を掘った後、穴の直径を66センチに広げ、この穴から作業員を1人ずつ、カプセルで救出する計画だ。

 掘削作業は夜を徹して24時間態勢で行われ、3~4か月かかる見通しだ。その間、地下の待避所にいる作業員らは、上から落ちてくる土砂や岩片などを取り除く必要がある。

 掘削現場は、報道陣や、事故以来鉱山内の仮設テントで待機を続ける作業員の家族の立ち入りも禁止されている。(c)AFP

【動画】掘削開始の様子(Youtube/AFPBB公式チャンネル)