【10月11日 AFP】(写真追加)オーストリア・ケルンテン(Carinthia)州知事で、極右・オーストリア未来同盟(Alliance for Austria's Future)党首のイエルク・ハイダー(Joerg Haider)氏が11日、交通事故で死去した。58歳。オーストリア通信(APA)が警察の話として報じた。

 ハイダー氏は、ケルンテンの州都クラーゲンフルト(Klagenfurt)南部で公用車を運転中、ほかの車を追い越した後、何らかの理由で脇道へそれ、車は何度か横転した。ハイダー氏は頭と胸に重傷を負い、即死だったという。

 この日、ハイダー氏は母親の90歳の誕生日を祝う内輪のパーティーに出席する予定だった。

 同氏は、戦後オーストリアで最も悪名高い政治家として知られており、8月下旬からオーストリア未来同盟の党首を務めていた。(c)AFP