【7月4日 AFP】ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)郊外で現地時間3日午前6時半ごろ、国防省の火薬・兵器保管庫で爆発があり、近隣の2つの村の住人合計約5000人が避難した。

 爆発直後、付近一帯が停電したが、のち復旧。住民らも夕方には帰宅を許可された。また現場に近接したソフィア国際空港は、滑走路で砲弾の破片が見つかったため、終日閉鎖された。

 自動車を運転中に爆発を目撃した男性は地元ラジオ局Darikの電話取材に、「火事というか、たくさんの爆竹や花火を鳴らしたようで、木も茂みも草も何もかもがなぎ倒された。車は屋根がへこんだよ。悪夢だった。妻も子どもも皆ショックを受けている」と話した。

 ミハイル・ミコフ(Mihail Mikov)内相によれば、死者・負傷者ともになく、爆煙による化学汚染や放射能汚染の心配もないという。(c)AFP