【8月10日 AFP】国際テニス連盟(International Tennis FederationITF)は10日、北京五輪女子テニス、大会第1シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)の大会参加の取り止めを発表した。

 イワノビッチの欠場は、雨に悩むテニス競技にまた大きな打撃となった。

 1回戦でマリヤ・コリツェワ(Mariya Koryttseva、ウクライナ)と対戦する予定となっていたイワノビッチは、親指を負傷していた。

 11日には同じセルビアのエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic)に世界ランク1位の座を明け渡すこととなるイワノビッチは、有力選手では今大会直近の欠場選手となった。これまでマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)や、タチアナ・ゴロバン(Tatiana Golovin、フランス)、アメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo、フランス)がすでに大会からの出場を取りやめ、リンゼイ・ダベンポート(Lindsay Davenport、米国)はシングルスでの出場を取りやめている。また、ジンバブエのカーラ・ブラック(Cara Black)と対戦する予定となっている大会第2シードのヤンコビッチも、ふくらはぎの負傷により出場が危ぶまれている。

 テニス競技初日は、雨の為に予定されていた45試合中9試合のみしか消化されていない。(c)AFP