【7月30日 AFP】五輪の開幕を1週間後に控えた8月1日、中国では伝統的に「不吉」とされている皆既日食が中国でも観測される。だが、占星術師や風水師は「五輪には特に影響はなく、怖がる必要はない」との診断を下している。

 中国の皇帝たちはかつて、皆既日食を「天災の前触れ」と見なしていた。占星術師らは、来る皆既日食について、株式市場や街中でちょっとした騒動が起こるかもしれないが、五輪が混乱したり中国の指導部をひどく困惑させるようなことは発生しない、と予想している。

 香港の著名風水師にして占星術の専門家であるMak Ling-ling氏は、「五輪期間中は政治が少し混乱し、北京の交通機関や通信網にも問題が発生するかもしれない。抗議活動が行われて街が混乱する可能性は十分にあるが、政府を恒久的に損なうことにはならない」と占っている。

 中国政府は、迷信的と思われたくないがために、皆既日食と五輪との関連を否定するかもしれない。しかしMak氏は、中国には選手を選ぶ際に風水に頼る伝統があると指摘する。

 実際、複数のナショナルチームの関係者が彼女のもとにやってきて、選手らの生年月日と生まれた時間を告げ、意志が強い選手や国際試合で勝てる見込みがある選手を選んでほしいと頼んでくるそうだ。

「今度の皆既日食を占うよう頼みにきた五輪チームはまだ1つもない。政府は皆既日食のことが本当に心配なら、(風水師に)助けを求めて、ひそかに何らかの手を打つと思う」とMak氏は語った。

 8月1日の皆既日食はカナダで始まり、グリーンランド北部、北極、中央ロシア、モンゴル、中国北部を通過して、陝西省(Shaanxi)西安(Xian)で終わる。北京の上空は通過しないという。(c)AFP