奴隷貿易で富築いた英名家の子孫、カリブ諸国の賠償要求を支持
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■「人類に対する最悪の侮辱」
この問題は、チャールズ英国王のカリブ海地域歴訪でも取り上げられるとみられている。チャールズ国王は27日から、バハマ、ガイアナ、アンティグア・バーブーダを歴訪し、英連邦首脳会議で演説する予定となっている。
バッキンガム宮殿の報道官によると、チャールズ国王は歴訪中、植民地支配と奴隷制の「最も暗い時代」に言及するという。
訪問に先立ち、ガイアナのイルファーン・アリ大統領は、奴隷制について「人類に対する最悪の侮辱」だったとして、今後も賠償問題を積極的に訴えていく考えを示した。
アリ氏は、債務救済から教育・医療への資金提供、さらには気候変動への適応策まで、さまざまな形の措置が考えられると指摘し、謝罪と賠償について「成熟した」議論を行うよう呼び掛けた。
カリブ共同体(CARICOM)の賠償委員会は「10項目の計画」の中で、債務免除や全面的な謝罪に加え、「金銭的補償」を求めている。
一方、英国の海外領土や一部の英連邦加盟国の最終上訴審を担う枢密院司法委員会では、ジャマイカが申し立てた奴隷制に対する賠償請求について、来年審理が行われる予定だ。
申し立てでは、アフリカ人を捕らえ、ジャマイカに移送して奴隷にする行為が英国法の下で合法だったことがあるのか、また英国はジャマイカ国民に対して賠償などの救済を行う義務があるのかについて、判断を求めている。