■観光客が多すぎる

ルジョムベロク市は現在、教会などの建造物を修復し、公衆トイレを増設するなどの施設拡充を行うため、国際的な補助金の獲得を目指している。

補助金は、村の外にパークアンドライド機能を持つ駐車場を建設し、車の流入を抑制するためにも使われる可能性がある。

AFPの取材中にも、大型観光バスが2台、村に到着した。1台は小学生の団体で、もう1台はポーランドからの観光客の団体だった。

サブチャさんの家の向かいにある緑色の家に住むペテル・グリースさん(63、男性)も、世界遺産登録の抹消に賛成している。

グリースさんは、現在の村での生活はまるで「下水道」で暮らしているようなものだと語った。

観光客の中からも、オーバーツーリズムを問題視する声が上がっている。

ドイツから訪れた観光客のクリスティーナ・ツィアルホフシュテッターさん(52、女性)は、自分の家や庭を他人が絶えず歩き回る姿を想像しながら、「(観光客の数が)あまりにも多すぎるため、過ごしにくいと感じる」と語った。(c)AFP