【6月3日 AFP】イスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラは2日も交戦した。同日、レバノンとイスラエルの使節団は米首都ワシントンで直接交渉を行った。

衝突は、ドナルド・トランプ米大統領が仲介した停戦合意についての発表後に起きた。在米レバノン大使館によると、この合意は当座、イスラエルのベイルート攻撃とヒズボラのイスラエル領土への攻撃を対象とし、その後範囲が拡大する予定だという。

しかし、双方ともトランプ大統領の提案を公に受け入れておらず、ヒズボラの高官マフムード・コマティ氏はAFPに書面で「部分的な停戦は受け入れない」と述べている。

レバノンの国営通信社NNAは、2日にイスラエル軍が南部の約30か所を攻撃し、その一部では死者が出たと報じた。

ヒズボラは、レバノン南部でイスラエル軍を攻撃したと発表したが、イスラエル内での攻撃は主張していない。一方のイスラエル軍は、レバノンからの2発の飛翔体を迎撃したと発表。負傷者は報告されていない。

イスラエルとレバノンの代表団は現在、米首都ワシントンで、4回目となる直接交渉を行っている。

またルビオ氏は同日、上院外交委員会の公聴会で「イスラエルとレバノンは明日にでも和平協定を結ぶことができる」とし、「イスラエルはレバノンに領土要求をしていない。ヒズボラが障害だ」と述べた。

停戦交渉をめぐりイラン政府は、これら二つの紛争を繰り返し関連付けており、1日には、イスラエルによるレバノンでの戦線拡大は、4月8日から続いている米国とイランの停戦合意を破棄させるリスクがあると警告している。

こうした中、イランのタスニム通信は1日、イスラエルのレバノンでの行動を理由に、イランが米国との和平交渉を中断すると報じた。

しかし、トランプは2日、この報道を否定し、米国とイランが「継続的に」話し合っており、「昨日も今日も」話し合っていると主張した。(c)AFP