在韓米軍司令官、韓国を「アジアの心臓部に突き刺さった短剣」と表現 中国が猛反発「一線越えた」
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【5月30日 AFP】韓国大統領府は30日、在韓米軍のゼービア・ブランソン司令官(陸軍大将)による最近の公的な発言が中国から激しい批判を浴びたのを受け、この件について米国側と協議していると明らかにした。
ブランソン司令官は最近、ポッドキャスト番組のインタビューで、中国の東海岸から見た韓国を「アジアの心臓部に突き刺さった短剣」と表現した。これに対し、在韓中国大使館は今週、同司令官は「完全に越えてはならない一線を越えた」と猛反発した。
このインタビューは、北朝鮮やロシアを同盟国として地域で影響力を拡大する中国に対抗するため、米国が在韓米軍の役割を拡大させようとしているのではないかとの臆測が飛び交う中で行われた。
韓国メディアによると、ブランソン司令官は昨年もインド太平洋地域における韓国の戦略的価値を強調し、韓国を地域における「不沈空母」と表現していた。
韓国大統領府は30日、「ブランソン司令官の最近の一連の公的発言については把握している」とした上で、「すべての関連問題について、米国とさまざまなレベルで緊密な意思疎通を続けている」と述べた。
韓国メディア「ニュース1」は、同国大統領府がこの発言をめぐり米国側に抗議したと報じており、テレビ局「JTBC」は、同様の懸念がこれまでに10回提起されたと伝えている。
だが、韓国大統領府は、「韓米間の外交・安全保障チャンネルを通じて行われた協議の詳細については、言及することができない」と述べた。
米陸軍大学戦略研究所のウェブサイトに掲載された文字起こしによると、ブランソン司令官は「彼ら(中国人)が中国の東海岸から見渡した時に目に入るのが、アジアの心臓部に突き刺さった短剣である韓国だ」と述べた。
ブランソン司令官は日本について、「彼ら(中国)の企てや、南シナ海、さらには南東のフィリピンへと広がる野望を阻止するための、いわば安全装置となる盾のようなものだ」と表現した。
在韓中国大使館は、ブランソン司令官の発言は「完全に越えてはならない一線を越えた」と非難。その上で同司令官に対し「中国に対する敵意と攻撃性に満ちたあなたの発言は、米政府の承認を得たものなのか」と問いかけた。
在韓中国大使館のウェブサイトに29日に掲載された書きおこしによると、同大使館の報道官は「自身が駐在する国(韓国)を『空母』や『短剣』、またはその他の戦争の道具と呼ぶことで、あなたは自身が好戦的であることを示したのにすぎないのか、それとも(実際に)他国をチェスの駒として利用しようとしているのか」と述べた。
韓国には核武装した北朝鮮に対する防衛を支援するため、米兵約2万8500人が駐留している。(c)AFP