ハンタウイルス クルーズ船がロッテルダム港に到着
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【5月18日 AFP】ハンタウイルスの感染が発生したクルーズ船「MVホンディウス」が18日、オランダ・ロッテルダム港に到着した。これまで船に残っていた乗組員25人と医療スタッフ2人が下船した。消毒の際には、青いヘルメットと白いマスクを着用している姿が見られた。
オーシャンワイド・エクスペディションズ社が運航する同船では、3人の乗客がハンタウイルスへの感染により死亡したことが報じられた。ハンタウイルスをめぐっては、ワクチンも特定の治療法も存在しない。
世界保健機関(WHO)は、世界的な(流行)リスクは依然として低いままだとし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)との類似性はないとしている。
ただ、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、発症までの潜伏期間が数週間あるため、今後さらに感染者が出る可能性はあると警告した。
公式情報を基にしたAFPの集計では、これまでに7人の患者で感染が確認され、感染が疑われる患者も1人いる。
下船した27人のうち、一部は港の隔離施設に滞在し、それ以外の人々も自宅で自己隔離する予定となっている。
運航会社によると、船は今後、徹底的な清掃と消毒作業が行われる。
同社の広報担当者はAFPに対し、今回の感染発生がクルーズの需要にどのような影響を与えるかを判断するにはまだ早いとし、「現時点でわかっているのは、ウイルスが(外から)船に持ち込まれたものであり、それはホテルや飛行機、船でも起こり得る」と指摘した。(c)AFP