韓国ECカーリー、1~3月期営業益が前年同期比1277%増…成長軌道入りでIPO加速へ
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【05月16日 KOREA WAVE】生鮮食品の早朝配送を主力とする韓国の電子商取引(EC)企業「カーリー(Kurly)」が、本格的な成長軌道に乗った。2026年1~3月期の売上高は前年同期比で約30%増え、営業利益は2025年の通期黒字規模を一気に上回った。安定した収益構造を整えたカーリーは、企業公開(IPO)にも速度を上げる方針を明らかにした。
カーリーは11日、2026年1~3月期の連結業績について、売上高7457億ウォン(約820億円)、営業利益242億ウォン(約26億6000万円)だったと公示した。2025年1~3月期と比べ、売上高は28.4%増え、営業利益は1277%増加した。1~3月期の営業利益規模は、初の通期黒字を記録した2025年の営業利益131億ウォン(約14億4000万円)の約2倍に迫る。
2026年1~3月期のカーリーの全体取引額(GMV)は、過去最大となる1兆891億ウォン(約1198億円)と集計された。2025年1~3月期より29%増えた。国家データ処が発表した2026年1~3月期の韓国国内オンラインショッピング取引額の成長率9.7%の3倍に当たる水準だ。
会社側は、主力事業である生鮮食品とビューティー部門の堅調な成長を土台に、販売者配送、フルフィルメントサービス、カーリーNマートなど事業多角化が効果を上げ、業績改善を導いたと説明した。
2025年同期比で食品カテゴリーの取引額は27.8%、ビューティーカーリーの取引額は20.2%それぞれ増加した。フルフィルメントサービスなどを含む販売者配送は52.6%増えた。
ネイバーと協業した「カーリーNマート」も目立つ成長を見せた。2026年3月のカーリーNマート取引額は、サービス開始初期だった2025年9月に比べ約9倍増加した。
営業利益が大幅に増えたのは、物流効率と原価構造の改善がかみ合った結果だ。カーリーはここ数年、金浦、平沢、昌原の物流センター運営高度化に力を注いできた。また、午後3時前に注文すれば当日深夜0時までに受け取れる「深夜シャッビョル配送」サービスの導入で、物流効率が大きく改善した。
1~3月期の売上総利益率は33.1%で、2025年同期比0.8ポイント改善した。パートナー企業との交渉力が強まり、販売者配送事業拡大戦略が奏功したためだ。販売管理費率も2025年1~3月期より2.2ポイント下がった。
安定した成長構造を確立したカーリーは、上場推進にも速度を上げる。キム・ジョンフン経営管理総括(CFO)は「商品、物流、技術の観点で続けてきた努力により顧客体験を差別化し、新たな成長エンジン確保に向けた事業多角化の試みが2026年1~3月期から結果として表れている」と述べた。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News