ハンタウイルス弱陽性者は陰性に、米国内では41人が監視対象
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【5月15日 AFP】ハンタウイルスが発生したクルーズ船MVホンディウスに乗船し、当初「弱陽性」と判定されていた乗客がその後の検査で陰性になったと、米医療当局の広報担当者が14日、AFPに明らかにした。
クルーズ船に乗っていた16人の経過観察が行われている米ネブラスカ大学医療センターの広報担当は、「PCR検査と血清検査の両方で陰性だった」と述べた。
無症状だったこの患者は、当初「弱陽性」とされた検査結果を受けてバイオコンテインメント(生物封じ込め)ユニットで観察されていたが、米国の医療スタッフはその結果を後に「判定不能」と判断していた。
現在、この乗客は高リスク感染症への暴露が疑われる人々のための専門設備を備えた同センターの隔離ユニットに移されている。
同センターでは、その他15人の乗客が全員無症状のまま経過観察を受けている。
一方で、症状があったものの検査で陰性だった1人を含む2人が、ジョージア州の病院で観察下に置かれている。
米疾病対策センター(CDC)のインシデントマネジャーであるデビッド・フィッター氏は14日の記者会見で、ハンタウイルスに暴露した可能性があるとして、現在米国内で41人が連邦および地方の保健当局によって監視されていると述べた。
この中には、ネブラスカ大学医療センターとジョージアの病院で監視下に置かれている計18人が含まれている。
その他の23人は、MVホンディウスでの感染が判明する前に下船して帰国していた乗客や、航空機での移動中に暴露した可能性のある人たちとなっている。
CDCは「監視下にある全ての人は自宅にとどまり、42日間の監視期間中は人との接触を避けるべきである。これらのグループ間での移動はしないよう強調する」と、フィッター氏は述べた。
保健当局は、ハンタウイルスの中で唯一人から人へ感染することが知られている今回のアンデス株の発生について、広範な公衆衛生上のリスクは低いと繰り返し強調している。
全世界での死者数は、これまで3人にとどまっている。(c)AFP