キーウへの大規模攻撃、死者数は21人に 和平の希望に打撃
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【5月15日 AFP】ウクライナ国家緊急事態庁は15日、前日首都キーウを襲ったロシアの無人機(ドローン)とミサイルによる攻撃の死者が21人に達したと発表し、長引く侵攻に終止符が打たれるとの希望はさらに打ち砕かれた。
ウクライナ空軍は、ロシアが主にキーウに向けて675機の攻撃無人機と56発のミサイルを発射し、うち652機の無人機と41発のミサイルを防空部隊が撃墜したと発表した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日夜、「攻撃現場では作業が続いている。ロシアのミサイル攻撃で、1階から9階までの高層住宅が文字通り押しつぶされた」と語った。
国家緊急事態庁は15日未明の発表で、これまでの犠牲者数を更新し、子ども3人を含む21人が亡くなったと述べた。また45人が負傷している。
ロシアは、南部オデーサ州とヘルソン州、東部ハルキウ州でも攻撃を行い、負傷者が出ている。
ゼレンスキー氏が「これは、戦争が終わりに近づいていると信じる者の行動ではない。パートナー国がこの攻撃について沈黙してはならない」とSNSに投稿する中、英国、エストニア、ラトビア、フィンランド、オランダ、モルドバ、スロバキアなど、ウクライナの同盟国が相次いで今回の致命的攻撃を非難している。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は14日、「ロシアは民間人を爆撃することで、強さではなくむしろ弱さを示している。軍事面での選択肢が尽き、侵略戦争の終わらせ方が分からなくなっている」と述べた。
また欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員会委員長は、キーウへの攻撃はロシアが「和平努力を公然と嘲笑している」ことを示していると述べた。(c)AFP
