【5月15日 AFP】米司法省は14日、名門エール大学における多様性の推進・実践を1年間にわたって調査した結果、同大学医学部が白人およびアジア系の志願者を差別していたと結論付けた。

ドナルド・トランプ大統領は、米国の大学が「ウォーク(目覚めている、の意。社会問題や人種差別、性差別などへの意識が高いことを示す)」で反保守のイデオロギーを奨励し、不公平な多様性・公平性・包括性(DEI)プログラムを推進していると非難している。

司法省は声明で、「エール大学の文書は、同大が志願者を人種に基づいて作為的に選抜していたことを示している」と述べた。

司法省は今回の措置で、エール大学と自主的な合意を結び、同大学の入学選考慣行を連邦法に準拠させることを求めていると述べた。

司法省は特に、入学データに基づき、「入試の点数が同じ白人やアジア系の学生よりも黒人やヒスパニック系の学生の方が、エール大学に入学できる可能性がはるかに高い」と指摘した。

最高裁判所は2023年、大学による人種に基づくアファーマティブ・アクションは違法だとの判断を下したが、入学選考において志願者の人種を理由に経験した出来事に関する記述を用いることは認められるとした。

司法省は14日に公表した調査結果でこの判決を引用し、エール大学がこれに従っていないと主張した。

トランプ政権は先週、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部に対しても同様の調査結果を発表し、アジア系や白人より入試の点数が低い黒人およびヒスパニック系の志願者を不当に優遇していたと非難した。

トランプ氏は高等教育を支配下に置く広範な取り組みの一環として、リベラル過ぎるとみなした大学に対し、連邦助成金を交渉材料として利用し、カリキュラムや入学定員などの変更を要求している。

また、トランプ政権は2025年1月の発足以来、広範な予算削減の一環として、大学の研究費を削減または保留している。(c)AFP