【5月15日 CGTN Japanese】中国の科学調査船「探索1号」が5月10日、有人潜水艇「奮闘者」を搭載して順調に帰港しました。中国が主導し、国連が認定した今回の世界深淵科学調査は、156日間、航程4万キロに及び、6カ国83人の科学調査隊員が参加して、三大科学調査の成果も人類の深海理解を大きく塗り替えました。
 
第一は、南半球で最も深い「暗闇の生命のオアシス」を初めて発見したことです。太陽の光が届かない深淵の海溝で光合成に頼らず、地質流体のみをエネルギー源として維持される生態係が確認されました。この発見は「グローバル化学合成生命回廊」仮説を直接実証するもので、深海の極限環境における生命の強靱(きょうじん)さが、私たちの想像をはるかに超えるものであることを改めて証明しました。

 
第二は、深淵生物群を記録したことです。少なくとも3種類の深淵ライオンフィッシュを確認しました。これらの不思議な生物が耐えられる圧力は、指の爪に2トンの重さがかかるのに相当します。さらに大量の底生生物も観察され、その多くが新種である可能性が高く、深海生物への理解を深める上で大きな成果が期待されます。
 
第三は、海底の「地震の痕跡」を直接確認したことです。歴史的な大地震に関連する断層破壊構造を発見し、地震活動が海底地形をどのように再形成し、生物の生息環境に影響を与えるのかを理解するための、極めて貴重な現場証拠を提供しました。
 
今回の深海探査では、63回の潜水を行い、6000メートルの深度限界を50回突破し、豊富な標本と高解像度の深海画像を持ち帰りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News