焦燥するトランプ氏、イランに対する「カードがない」ことを痛感か
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■唯一の道は交渉による合意
トランプ氏と側近らは最近、対イラン軍事作戦の少なくとも攻撃的な側面は終わったと述べた。国内法に基づき、5月1日が作戦継続に議会承認が必要となる期限だからだ。
だが、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は10日、CBSニュースの番組「60ミニッツ」で放送されたインタビューで、対イラン軍事作戦が終わったとみなされるためには、イランの濃縮ウランが国外に「持ち出される必要がある」として、戦争はまだ終わっていないと主張した。
米アメリカン大学の外交政策専門家、ギャレット・マーティン氏は、トランプ氏が現状を打破する唯一の道は交渉による合意かもしれないと述べた。しかし、それは2015年にバラク・オバマ元大統領が戦争を経ずに締結したイラン核合意よりも緩やかなものになる可能性がある。トランプ氏は当時、オバマ氏によるイラン核合意を「史上最悪の合意」だと激しく非難していた。
この合意が米国のイメージに及ぼす影響は、1月に南米ベネズエラへの攻撃を命じ、左派のニコラス・マドゥロ前大統領を迅速に排除・拉致し、従順な後継者を擁立した後、勝利を宣言したのとは正反対のものとなるだろう。
マーティン氏は、「米軍がイラン軍よりも強力であることは誰も疑っていない」「しかし、敵が国家存亡を懸けた戦いだと認識している状況では、それだけでは不十分だ」と指摘する。(c)AFP