中国訪問のトランプ氏、イラン問題で習主席に「圧力」かける構え
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【5月11日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は、中国・北京での習近平国家主席との会談において、イラン問題で圧力をかける意向だが、両国の「非常に象徴的な」首脳会談の主眼は貿易摩擦の緩和になると、10日に政府関係者が述べた。
トランプ氏の大統領再就任後初となる中国訪問での首脳会談では、関税や台湾問題、人工知能(AI)技術やレアアース(希土類)をめぐる競争などの議題も取り上げられる見通しだ。
ホワイトハウスのアンナ・ケリー副報道官は電話会見で、「これは計り知れない象徴的な意義を持つ訪問となるだろう」とした上で、「しかし、もちろんトランプ大統領は象徴のためだけに旅をすることはない。米国民は、大統領がわが国のためにさらに良い取引を勝ち取ることを期待してよいだろう」と語った。
しかし、2月28日の米・イスラエルによる攻撃で開始されたイランでの戦争終結を目指しているトランプ氏は、イランの同盟国である中国にも協力を求める考えだ。
トランプ氏が習氏に圧力をかけるのかと記者団に問われた際、ある政府高官は匿名を条件に「大統領が圧力をかけると予想している」と述べた。
この高官は続けて、トランプ氏が習氏との電話会談で、中国が石油販売を通じてイランやロシアにもたらす収益について、また軍民両用物資の販売についても「複数回」懸念を伝えてきたと説明した。
「この議論は今後も続くと見ている」と、この高官は付け加えた。
また、この高官は、イラン戦争をめぐる最近の対中制裁も議題に上る可能性が高いと述べた。
戦争の継続を理由に当初3月に予定されていた訪中を延期していたトランプ氏は、13日夜に北京に到着する。
ケリー副報道官によれば、14日午前に歓迎式典および習主席との会談が行われ、午後の天壇訪問後には、国賓晩さん会が開かれる。15日には茶会、ワーキングランチを行い、その後トランプ氏は帰国の途に就くことになる。(c)AFP