【5月8日 AFP】米共和党が多数派を占める南部テネシー州議会は7日、黒人住民が多数を占める選挙区を分割する連邦下院選の区割り変更法案を可決した。狙いは共和党による全議席の独占だ。同州では現在、共和党が8議席を占め、民主党は今回分割される選挙区の1議席のみとなっている。

これに先立ち連邦最高裁は最近、連邦下院選の区割りにおいて人種への配慮を制限する判断を下した。この判決は、全米の区割りを大きく変え、今週の中間選挙で共和党の勝算を高める可能性がある。

州議会上院での採決を控えた7日、激しい抗議の声が上がったが、同院はメンフィスの黒人住民が多数を占める選挙区を分割し、共和党に有利な形に再編する区割り変更法案を可決した。

人権擁護団体「全米黒人地位向上協会(NAACP)」テネシー支部は7日、この区割り変更の合法性に異議を唱える訴訟を起こした。メンフィス選出の民主党下院議員スティーブ・コーエン氏も訴訟を起こす意向を示している。(c)AFP