ネタニヤフ氏、キリスト像破壊の自国兵に「厳しい対応」明言
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【4月21日 AFP】レバノン南部の村でイエス・キリスト像を破壊するイスラエル兵を撮影した画像がSNSで拡散した問題で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は20日、問題の兵士に対し「厳しい対応」を取ると明言した。
問題の画像には、磔刑像の十字架部分から落下したキリスト像の頭部に大ハンマーを叩きつけるイスラエル兵の姿が捉えられていた。軍はこの画像を本物だと判断し、「非常に重く」受け止めているとX(旧ツイッター)への投稿で述べた。
この像はレバノン南部のイスラエルとの国境近くにあるキリスト教徒の村デブルのもので、村の代表者も像の所在についてAFPに確認したが、損傷については把握できていないとした。現在、村へのアクセスは不可能となっている。
拡散した画像についてネタニヤフ氏は、「IDF(イスラエル国防軍)の兵士がレバノン南部でカトリックの宗教的なアイコンを損傷したと知り、衝撃を受け、悲しんでいる」とのメッセージをXに投稿。「この行為を最も強い言葉で非難する。軍当局により調査が行われ、適切で厳しい懲戒処分を問題の兵士に下す予定だ」と明言した。
問題の行為については、エルサレムのカトリック司教協議会も「深い憤慨と無条件の非難」を表明。「この行為はキリスト教の信仰に対する重大な侮辱だ」とし、この他にもレバノン南部ではIDF兵士によるキリスト教への冒涜的な行為が報告されていると指摘した。
協議会はまた「即時かつ断固たる懲戒処分、信頼できる責任追及のプロセス、さらには、このような行為が容認されず、繰り返されないという明確な保証を求める」とし、「この地域を長年苦しめてきた戦争を終わらせるよう緊急に呼びかける」とした。(c)AFP