ブルガリア議会選挙、親ロ派が勝利 議会過半数に
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【4月21日 AFP】東欧ブルガリアで19日に投開票された議会選挙で、親ロシア派のルメン・ラデフ前大統領率いるポピュリスト連合「前進するブルガリア(PB)」が勝利した。
選挙管理委員会は、開票率98%の時点でPBの得票率は45%と発表。240議席中約130議席を獲得する見込みだ。
選管の発表によると、中道右派の与党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」の得票率は13%。変革党と右派「民主的ブルガリア」の連合(PP-DB)も同13%だった。
ロシアはこの選挙結果を歓迎しており、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアとの関係改善に向けたラデル氏の姿勢を「好意的に」捉えていると述べた。
一方、欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は「ラデフ氏と共に諸課題に取り組むことを楽しみにしている」とコメントしている。
ラデフ氏は記者団に対し、反汚職を掲げたPBが「明確に勝利した」と述べ、ブルガリアが「欧州の道を進み続けるために全力を尽くす」と語った。
しかし、今年初めに辞任したばかりのラデフ前大統領は、欧州連合(EU)が変わる必要もあるとし、「強いブルガリアと強いヨーロッパには批判的思考とプラグマティズムが必要だ」とも主張した。
ブルガリアは、EU加盟国中最貧国。今回、過去5年間で8回目の議会選挙となった。
ラデフ氏は、ブルガリアがウクライナに武器を送ることに反対しているが、EUの決定を阻止するために自国の拒否権を行使しないとしている。これは、先週の総選挙で敗北したハンガリーのオルバン・ビクトル氏とは対照的な姿勢だ。(c)AFP