欧州は「予告さえせず日本に損害与えかねない国」とは違う マクロン氏、トランプ氏を暗に批判
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【4月1日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は1日、東京都内で開かれた日仏経済フォーラムで講演し、欧州の「予測可能性」を称賛し、ドナルド・トランプ米大統領を暗に批判する形で、「予告さえせず日本に損害を与えかねない国」との違いを強調した。
トランプ氏は3月31日のソーシャルメディア投稿で、中東全域に拡大しているイランとの戦いにおいて、フランスは「全く役に立たなかった」と非難した。
マクロン氏は日仏経済フォーラムで、「欧州が他の大陸よりも動きが遅いと見なされることがあるのは、十分承知している」と語った。
「しかし、予測可能性には価値がある。私たちは過去数年間、そしてあえて言わせてもらえば特にこの数週間、そのことを証明してきた。私たちは皆さんが予測できる方向へ進んでいる」「このような時代において、それは決して悪いことではない。私を信じてほしい」と付け加えた。
マクロン氏は、同盟国の足並みを乱して「独断専行」する国々を批判し、「あさってもその立場を維持しているとは限らないし、あすには、予告さえせずにあなた方(日本)に損害を与えかねない決断を下すかもしれない」と述べた。
この発言は、米イスラエルによる対イラン軍事作戦を指している。この影響で、日本が輸入する原油の大部分が通過するエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡は、イランによって事実上封鎖された。
マクロン氏は、1日の高市早苗首相との首脳会談を前に、対イラン攻撃がもたらす「エネルギーへの劇的な影響」について語り、「欧州はあなた方(日本)の味方だ」「われわれは国際法、交渉、そして外交の再開を支持する」と付け加えた。
日本は原油輸入の95%を中東に依存しており、対イラン攻撃開始以来、燃料価格の高騰の影響を緩和するために石油の国家備蓄を放出せざるを得なくなっている。(c)AFP