ベラルーシ大統領、金正恩氏に自動小銃を贈呈「万が一敵が現れた場合に備えて」
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【3月27日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は初めて北朝鮮の首都平壌を訪問した際、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記に自動小銃を贈り、「万が一敵が現れた場合に備えて」と冗談を飛ばした。ベラルーシ国営メディアが26日、伝えた。
両国はウクライナに侵攻するロシアを支援しており、北朝鮮は地上部隊と武器を派遣し、ベラルーシは2022年にロシアによるウクライナ侵攻の拠点として使われた。
26日、金氏がルカシェンコ氏を盛大に歓迎し、両国関係は今や「新たな段階に入った」と宣言した後、両首脳は関係強化を明記した「友好協力条約」に署名した。
ベラルーシ国営メディアが公開した動画には、ルカシェンコ氏が金氏に自動小銃と思われるものを贈呈する場面が映っており、金氏は装填(そうてん)するしぐさをまねながら「ありがとう」と述べた。
これに対しルカシェンコ氏が、「どういたしまして」「万が一敵が現れた場合に備えて」と応じると、金氏は笑った。
動画には、金氏がルカシェンコ氏に、ルカシェンコ氏の肖像があしらわれた大きな花瓶を贈呈する場面も映っていた。金氏は、この花瓶には約30個の貝殻が使われていると説明しているようだった。
ベラルーシと北朝鮮の両国は、中国の習近平国家主席やロシアのウラジーミル・プーチン大統領と連携し、「多極世界」の構築と西側諸国の覇権への挑戦を目指している。
ルカシェンコ氏は米国を念頭に、世界の主要国(大国)が「国際法の規範を無視し、侵害している」と批判した。
金氏は、北朝鮮は「西側諸国によるベラルーシへの不当な圧力」に反対すると述べた。
ベラルーシ国営メディアによると、両国は友好協力条約に加え、農業から情報に至るまで幅広い分野での協力拡大で合意した。
金氏は空港までルカシェンコ氏に同行し、「温かく見送った」という。(c)AFP