【3月20日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は19日、同国と米国はイランとの紛争に「勝利」を収めつつあり、イランは「壊滅状態」に陥り、ウラン濃縮や弾道ミサイル製造が不可能にしたと述べた。

ネタニヤフ氏は英語での記者会見で、イランの南パルス・ガス田への攻撃について、イスラエルが「単独で実施した」と説明する一方、ドナルド・トランプ米大統領から、今後は同様の攻撃を「控えるよう」要請されたことを認めた。

ネタニヤフ氏はまた、自身がトランプ氏をこの紛争に引き込んだという見方を否定し、共同での対イラン軍事作戦において自身の立場が下であることを示唆した。

「トランプ大統領に何をすべきかを指示できると本気で思っている人がいるだろうか?」「彼は説得される必要などなかった」と述べた。

さらに、「トランプ大統領と私ほど連携の取れた指導者はいないと思う。彼こそがリーダーであり、私は彼の盟友だ」と述べた。

ネタニヤフ氏は、中東を巻き込み3週間近くに及ぶ紛争において、概ね成功の様相を描き出そうとした。

「われわれはミサイル製造を可能にする産業を破壊するための行動をとっている。イランはもはやウラン濃縮と弾道ミサイル製造の能力を持たない」「われわれは勝利を収めつつあり、イランは壊滅状態に陥っている」と述べた。

さらに、イスラエルの攻勢を受けてイラン指導部の生き残りの間に亀裂が生じており、イスラエルはそれをさらに深めようとしていると述べた。

「現在、誰がイランを統治しているのか分からない。(軍事作戦初日に殺害された前最高指導者アリ・ハメネイ師の)後継者であるモジタバ師は姿を見せていない」と強調。

「われわれが目にしているのは、トップの座を狙う者たちの間に大きな緊張感があるということだ」「(イラン指導部には)亀裂が生じており、われわれはそれをできる限り急速に拡大させようとしている。指導部だけでなく、現場にも亀裂が生じている」と付け加えた。(c)AFP