【3月19日 AFP】パレスチナ赤新月社は19日、イランのミサイル攻撃により、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸でパレスチナ人女性3人が死亡したと発表した。

発表によると、18日夜に西岸のヘブロン近郊にある美容院に落ちたミサイルの破片により、女性3人が亡くなったという。中東戦争でのイランの攻撃によってパレスチナ人の死者が確認されたのはこれが初めて。

パレスチナ通信社「WAFA」は、犠牲者の中には17歳のメイス・ガジ・マサルメさんが含まれていると伝えた。赤新月社によれば、少なくとも8人が負傷し、そのうち1人の女性は重体だという。

報道によると、美容院は住宅に隣接した金属製のトレーラーハウス内にあった。AFPの写真には、落下した弾薬によって屋根に穴が開いたとみられるトレーラーハウス内部で作業する民間防衛隊員の姿が写っていた。敷物やベッドシーツには血が付着していた。

同通信によれば、イスラエル軍がイランによる新たなミサイル発射を報告した後、ヘブロン市内を含む西岸の複数地域にミサイルの破片が落下したという。

また、イスラエル中部でもイランの攻撃により外国人男性人1人が亡くなった。タイ外務省は19日、イスラエル当局からの情報として、タイ人農業労働者の死亡を確認した。

イランからのミサイル発射を受けて、迎撃作業を行っていると発表していたイスラエル軍は、複数の波状攻撃がイランから行われたと述べた。

イスラエル中部および北部の一部地域、さらに西岸のイスラエル人入植地でも空襲警報が鳴らされた。

イスラエルのメディアは、夜間の攻撃の一部でクラスター弾が使用されたと報じている。(c)AFP