トランプ氏、中南米諸国と「対カルテル」連合立ち上げ
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【3月8日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は7日、中南米諸国に対し、麻薬組織(カルテル)という「がん」に対抗するため軍事力を行使するよう促し、麻薬王を標的とした米国のミサイル攻撃で支援する用意があると申し出た。
イランとの戦争状態にあるトランプ氏は、西半球での利益を前進させるための強硬な姿勢を示し、この地域を苦しめている組織犯罪に対して、同盟国が厳しい措置を取るべきだと主張した。
トランプ氏は、ホワイトハウスが「安全保障の脅威に対して『ハードパワー』を使用するという政府の誓約」と説明した17カ国による「対カルテル」連合を正式に立ち上げた。
米マイアミ近郊のゴルフクラブ、トランプ・ナショナル・ドーラルで行われた「米大陸の盾」会合で、中南米およびカリブ海諸国の右派指導者12人に対し、「われわれははあなた方と協力して必要なことは何でもやる。ミサイルを使う。ミサイルを使ってほしいか? 非常に正確だ」と述べ、ミサイルが飛ぶ音をまねるように「『ピュー』っとリビングルームに一直線で飛んでいく。それでそのカルテルの人物は終わりだ」と続けた。
会合に出席したのは、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領、エクアドルのダニエル・ノボア大統領、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領ら。
この3人はいずれも、トランプ氏の隣に立つ自身の写真をSNSに投稿した。ノボア氏は「あまりにも長く、組織犯罪は米大陸を自分たちの縄張りだと思い込んでいた。国境を越え、麻薬や武器、暴力を何の代償もなく移動させられると信じていた。その時代はもう終わった」とつづった。
一方でトランプ氏は、キューバへの警告を改めて強調し、ベネズエラやイランの指導者を排除した後にはキューバが「次」になる可能性を示唆した。
「キューバのことは私が対処する」「彼らには金もなく、石油もない。誤った思想を持ち、長い間ずっと悪い政権を続けてきた」と述べると、さらに「キューバは命の最期を迎えている」と付け加えた。(c)AFP