【2月28日 AFP】北朝鮮は28日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の娘ジュエ氏が、射撃場でライフルを撃つ様子をとらえた珍しい写真を公開し、後継者として育成しているとの観測をさらに強めた。

朝鮮中央通信(KCNA)は、屋外射撃場でジュエ氏がライフルを撃つ写真を公開。ジュエ氏は照準器をのぞき、引き金に指をかけ、銃口からは煙が立ち上る様子が写っていた。またジュエ氏は、革製とみられるジャケットを着用していた。これは金正恩氏が主たる政治行事でよく着用するもので、権威と正統性を象徴している。

KCNAは、金正恩氏が党と軍幹部に新型狙撃銃を贈呈したと報じ、これが感謝と「絶対的信頼」の表れと説明した。金正恩氏は高官らと射撃場を訪れ、ライフルを撃ち、集合写真を撮影したと伝えられているが、ジュエ氏についての言及はなかった。

ジュエ氏は次期指導者と長らく見なされており、今週の党大会閉会を記念する軍事パレードを含め、一連の高い注目を集める行事に参加してきた。

韓国・ソウルにある北韓大学院大学校の元総長、梁茂進(ヤン・ムジン)氏はAFPに対し、ジュエ氏が武器を扱い発砲できる能力を強調する写真は、「彼女が実際に後継者としての訓練を受けていることを示唆している」と述べた。

一方でKCNAは同日、金正恩氏の妹金与正(キム・ヨジョン)氏が、朝鮮労働党の総務部門を率いることになると伝えた。専門家はこの役職を、党の書記長に相当するものだと説明している。(c)AFP