中国、マドゥロ政権に不可欠なパートナー
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■中国のベネズエラ産原油輸入量
データ分析企業ケプラーがまとめたデータによると、中国のベネズエラ産原油輸入量は昨年、1日当たり約40万バレルに上った。
これは、ベネズエラの原油輸出量の半分以上に当たる。
中国に輸出されるベネズエラ産原油の多くは米国の厳しい制裁を回避するため、マレーシア沖合での海上で積み荷を移し替える「瀬取り」や、第三国での積み替えを経て、中国に到着している。
中国への原油輸出は、外では米国が圧力を強め、内では国民の不満が高まる中で、マドゥロ政権の生命線となってきた。
■ベネズエラ産原油の利用法
ベネズエラ産原油は粘度が高く重質、酸性、そして硫黄分が多いため、精製に通常よりも手間やコストがかかる。
中国でのベネズエラ産原油の精製は、主に東部沿岸部に集中している「ティーポット」と呼ばれる小規模な独立系製油所で行われている。
国有の大手製油所とは対照的に、ティーポットは利益追求型の組織であり、ベネズエラやイランなどの制裁対象となっている国産の割安な原油の主な買い手となっている。
ベネズエラ産原油は、中国の国内エネルギー生産に貢献するだけでなく、道路舗装や建物の屋根材に使用されるアスファルトの原料としても使われている。