習主席とマクロン仏大統領が共同記者会見
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【12月7日 CGTN Japanese】中国の習近平国家主席とフランスのマクロン大統領は12月4日午前、会談後に共同記者会見を行いました。
習主席は、「マクロン大統領の中国への4度目の公式訪問を歓迎する。マクロン大統領とは友好的で率直、かつ実り多い会談を行った。双方は中仏両国が独立自主の大国として、現在の変乱に満ちた国際情勢において多国間主義の旗を掲げ、平等な対話と開放的な協力を堅持すべきとの認識で一致した。また、中仏の全面的戦略的パートナーシップの戦略価値と世界への影響力を十分に発揮し、平等で秩序ある世界の多極化と包摂的な経済のグローバル化を推進することを確認した。さらに、政治的信頼の強化、実務協力の拡大、人と文化の交流の促進、グローバルガバナンス改革の推進の4つの分野で協力を強化することで一致した」と述べました。
習主席はまた、「現在の世界は極めて不安定だ。国際政治での対立や紛争が多発し、複雑で解決が難しい状況だ。ウクライナ危機については、中国は和平を目指すあらゆる努力を支持し、危機の政治解決に向けて引き続き建設的な役割を果たしていく。また、中仏両国はともに協力して、パレスチナ問題の全面的かつ公正で持続可能な解決の早期実現のために努力する。中国はパレスチナに対して1億ドル(約155億円)の援助を提供し、ガザ地区の人道的危機を緩和し、ガザの復旧と再建を支援する」と示しました。
習近平主席はさらに、「対外開放は中国の基本的な国策である。中国の扉はますます大きく開かれていく。中国はフランスと共に発展を促進し、共に平和を築き、共に未来を勝ち取るために努力し、人類運命共同体の構築に向けて歩みを進めていくことを望む」と強調しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News