【9月6日 CGTN Japanese】中国の習近平国家主席は北京の人民大会堂で9月3日、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念活動に出席するため訪中したインドネシアのプラボウォ大統領と会談しました。プラボウォ大統領は、議員手当の増額など政府歳出への不満を背景に始まった国内情勢緊張化のため、一時は訪中の中止を表明していましたが、それを撤回しました。

習主席は、「プラボウォ大統領が困難を乗り越えて記念活動に出席されたことは、中国とインドネシアの関係を重視する姿勢の表れであり、インドネシア国民の中国人民への真摯な友好の気持ちを示すものだ」と述べました。また、中国としては大統領の国政運営を支持し、インドネシアが1日も早く秩序と安定を回復し、インドネシアが壮大に発展することを支援する意向を明らかにしました。

プラボウォ大統領は国内状況について、状況は安定に向かいつつあると説明しました。また、「中国人民と共に抗日戦争勝利80周年を祝うことができ、大変うれしく思う。インドネシアと中国は良き友であり、真の友人でもある。対中関係はインドネシア外交政策の重点中の重点だ。中国が長年にわたりインドネシアの経済・社会発展に貴重な支援を提供してくれたことに深く感謝する。インドネシアは中国と共に両国関係をさらに発展させ、両国国民にさらに幸せをもたらし、地域の平和と安定に積極的に貢献していくことを期待する」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News