【12月4日 AFP】ボクシング、世界スーパーミドル級4団体統一王者のテレンス・クロフォード(米国)が3日、認定料未払いにより世界ボクシング評議会(WBC)の同級ベルトを剥奪された。

クロフォードは今年9月、カネロことサウル・アルバレス(メキシコ)を破り、史上初となる3階級4団体統一王者となっていた。

しかしWBCによれば、クロフォードはアルバレス戦や2024年のイスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)戦に関する認定料を支払っていないという。

WBCは3日の声明で「王者クロフォード、そのマネジャー、そして法律顧問に複数回連絡を取った」とし、「非常に残念ながら、WBCは連絡受領の確認も返答も一切受けなかった。王者クロフォードには十分な通知と、状況に対処し解決するための複数の機会が与えられていたことを踏まえ、WBCは行動を起こす以外に選択肢がなかった」と述べた。

38歳のクロフォードは5階級でタイトルを獲得し、42戦42勝(31KO)という無敗の戦績を誇っている。

空位となった王座については、ハムザ・シェラーズ(英国)とクリスチャン・エンビリ(フランス)が争うことになる。(c)AFP