【12月1日 AFP】東南アジア各地で発生した洪水や土砂災害により、インドネシア、タイ、マレーシアで600人以上が死亡した。当局が30日、明らかにした。当局者はがれきの撤去や数百人の行方不明者の捜索に追われている。

今週、雨期の豪雨が3か国各地を襲い、数千人もの人々が避難場所も生活必需品もないまま取り残された。

インドネシアで最も被害の大きいスマトラ島では、30日時点で2地域が孤立状態となっており、当局はジャカルタから2隻の軍艦を派遣して支援物資を届けると発表した。

国家災害対策庁によると、同国での死者数は442人に達し、406人が行方不明となっている。また646人が負傷している。

また島北部のメウレウドゥでは、絶滅危惧種のスマトラゾウが厚い泥やがれきに埋もれた状態で死んでいるのが見つかった。

タイではここ10年で最もひどい洪水被害により少なくとも162人が死亡した。当局は引き続き支援物資の配布と被害の撤去を進めている。

タイ政府は家族を失った世帯に最大200万バーツ(約970万円)の補償金を支払う救済策を打ち出したが、洪水対応に対する国民の批判は高まっており、地方当局者2人が対応を怠ったとして停職処分を受けた。

マレーシア北部ペルリス州でも豪雨による水害が発生し、2人が死亡した。(c)AFP