スリランカ、サイクロンによる豪雨災害で123人が死亡
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【11月29日 AFP】スリランカの災害管理センターは29日、サイクロン「ディトワ」による豪雨と洪水の被害により、全土で123人が死亡し、130人が行方不明になっていると発表した。
同センターの局長によると、約1週間続いた豪雨で4万3995人が家を失い、国営の福祉センターに避難しているという。
政府は軍を全国に展開して救助活動を強化しており、ヘリコプターやボートが取り残された住民の避難に使われている。
24日からスリランカに影響を与えていたディトワは26日に上陸し、島全体に記録的な雨をもたらした。
29日には低地での洪水の状況が悪化しており、コロンボを流れるケラニ川沿いの住民には避難命令が出された。
ディトワはすでにインド方面に進んでおり、スリランカの大部分では雨は収まっているものの、北部ではその影響で降雨が続いている。
インドはこの日の早朝、被災者向けの支援物資を航空機で送り込んだ。インドのナレンドラ・モディ首相は、スリランカでの犠牲者に哀悼の意を表し、政府はさらなる支援を送る用意があると述べた。(c)AFP