■「国に裏切られた」

オバさんは、拉致は高度に組織化されていると指摘。

「拉致がビジネスになっている。誰かを拉致して解放と引き換えに金銭を要求する、もはやビジネスではないか?」と述べた。

多くのナイジェリア人にとって、治安の悪化は、国家が国民の平和な暮らしを守れていないことを意味する。

エニオラさんは、「(国に)裏切られたと感じた。国民を大事にしてくれていないように感じる」とは語った。

エニオラさんは、相次ぐ拉致事件に心を痛めているという。

「チボクの少女たちは拉致され、長い間拘束されてきた。彼女たちを連れ戻すために、全国民がどれほど苦労をしてきたか、私たちは知っている。なので、歴史が繰り返されるのを見るのは本当に残念だ」と語った。

ナイジェリアでは2014年、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が北東部チボクで10代の少女276人を拉致。全土を震撼(しんかん)させ、国際的な非難を浴びた。拉致された少女のうち90人の行方は今も分かっていない。

この事件以降も、数千~数万件の拉致事件が認知されているが、通報されていないものもあるため氷山の一角にすぎない。(c)AFP