ロシア、ウクライナへのラファール戦闘機売却を非難「戦争あおる」
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【11月19日 AFP】ロシアは18日、フランスが同国製戦闘機ラファール最大100機程度をウクライナに提供する意向書に署名したことを、戦争をあおるものだと非難した。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は17日、ゼレンスキー氏がパリを訪問した際、将来の武器供給に関する意向書に署名した。
ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官は記者会見でAFPの質問に応じ、「フランス政府は全く平和に貢献しておらず、むしろ軍国主義的な感情と好戦的な機運をあおっている」と述べた。
フランスはウクライナにミラージュ戦闘機を提供したが、フランス空軍の至宝であるラファールをウクライナが購入するという話はこれまで出ていなかった。
ロシアは一貫して北大西洋条約機構(NATO)諸国がウクライナに武器を供給していると非難する一方、そうした兵器は戦場では何の違いも生み出していないと主張してきた。
ペスコフ氏は18日、「ウクライナ政権にどんな航空機を売却しようと、前線の戦況は変わらず、力学も変化しない」と述べた。(c)AFP