「大エジプト博物館」開館 日本が支援
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【11月2日 AFP】エジプトの首都カイロ近郊ギザで1日、「大エジプト博物館」が開館し祝賀式典が開かれた。総工費は10億ドル規模とされ、日本は費用と技術の両面から支援した。
三大ピラミッドの近くに建てられ、ツタンカーメンにまつわる遺物約5000点を収蔵。エジプト政府は、開館が観光の起爆剤となり、停滞している経済の活性化を期待している。
式典では、ピラミッドを背景に、光と音楽のショーが繰り広げられた。
「今日、大エジプト博物館の開館を共に祝い、我々は現在と未来の歴史に新たな章を書き加えている」とエジプトのアブデルファタハ・シシ大統領は式典で述べた。
博物館には約10万点の文化財が収蔵されており、その約半分が一般公開される予定。単一の文明に特化した博物館としては世界最大級だ。
館内は、周囲の砂漠を反映した砂色の石壁が広がり、メインアトリウムの中央には、古代エジプトの偉大なファラオ、ラムセス2世の巨像が展示されている。また、没入型のギャラリーやバーチャルリアリティの展示、子ども向けの施設もある。
「これは私たち全員が想像した夢。このプロジェクトが実現することを私たちは皆夢見ていた」とエジプトのムスタファ・マドブリ首相は記者会見で述べた。
20年以上の歳月をかけて建設された博物館は、内政不安や地域紛争、新型コロナウイルスなどで開館がたびたび延期されてきた。政府は年間500万人の来館者を見込んでいる。一般公開は4日から。(c)AFP