ロシア攻撃で5人死亡、インフラ損傷で停電も発生
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【10月6日 AFP】ウクライナでは5日、ロシアによる攻撃で5人が死亡し、エネルギーインフラが深刻な損傷を受けて電力供給が一時的に途絶えた。
ロシアはエネルギー網への攻撃を強化しており、電力施設への大規模な攻撃作戦を再開するのではないかという懸念が高まっている。過去には冬の間にこうした攻撃が行われ、数百万人が停電の影響を受けた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日夜の演説で、「ロシアはもはや本当の意図を隠そうともしていない。攻撃対象の大多数は民間施設と通常のインフラだった」と述べた。
「ロシアは冬を前に、ガス、発電、送電設備といったわれわれのインフラを破壊しようとしている」
ウクライナ空軍によると、ロシア軍は496機の無人機と53発のミサイルを発射したが、その大半は撃墜されたという。
ウクライナのアンドリー・シビハ外相は、西部リビウ近郊で「10代の少女を含む一家4人が自宅で亡くなった」と発表。また南部ザポリージャ州でも1人が亡くなった。
当局によると、今回の攻撃により複数地域で合わせて11万件以上の停電が発生した。最大の被害が出たのは、7万3000人が影響を受けたザポリージャ州だった。
国営天然ガス企業のナフトガスもネットワークに被害が出たと発表している。
ロシア軍は、「ウクライナの軍需産業関連施設およびそれを支えるガス・エネルギーインフラ施設」に対する攻撃を行ったと発表した。(c)AFP
