【12月6日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領が2026年サッカーW杯北中米大会の熱気に押され、丸いボールで行われるサッカーこそが真のフットボールだとしてアメリカンフットボールの名称を変更すべきだと述べた。

トランプ氏は5日に行われた北中米W杯のグループリーグ組み合わせ抽選会で、「フットボールと呼ばれる別の競技との間に少し矛盾があるが、よく考えてみれば、これこそがフットボールであるというのは間違いない。NFL(米ナショナル・フットボール・リーグ)には別の名前を考えなければ」と述べ、「考えてみると筋が通らない」と続けた。

米国内での「フットボール」という言葉は、主に手を使うアメリカンフットボールを指すもので、世界の大半が「フットボール」と呼んでいるサッカーとは異なる。

米国では毎年NFLの優勝決定戦「スーパーボウル」に全国民の注目が集まるが、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は抽選会の中で、来年のW杯が「104回分のスーパーボウルに匹敵する規模」になると述べた。

北中米大会には48か国が出場し、試合数も従来の64試合から104試合に増加する。

スポーツ全般に熱心なトランプ氏は、サッカーへの特別な愛着を深めており、来年夏に米国、メキシコ、カナダで共催される大会が迫る中、その思いをさらに強めている。(c)AFP