【10月4日 AFP】ウクライナ東部で取材を行っていたフランス人の報道写真家が3日、無人機攻撃で死亡した。当局および報道団体が発表した。

ウクライナ当局によると、ドンバス地域でウクライナ陸軍第4装甲旅団に同行していたアントニ・ラリカン氏(38)は、無人機攻撃で命を落とした。また、同じ攻撃ではウクライナ人記者のゲオルギー・イバンチェンコ氏も負傷した。

ウクライナ軍やフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、この攻撃の責任はロシアにあると非難している。

ラリカン氏は、フランスおよび国際的な主要メディアに作品を掲載してきた受賞歴のある報道写真家。欧州ジャーナリスト連盟と国際ジャーナリスト連盟によると、ウクライナ紛争で無人機に殺害されたジャーナリストは初めてだという。

2022年2月にロシアがウクライナ全面侵攻を開始してから、少なくとも17人のジャーナリストがウクライナで命を落としていると両連盟は報告している。

この中には、2023年にロケット砲撃により亡くなったAFP通信のジャーナリストである、アルマン・ソルディン氏(32)も含まれている。(c)AFP