【9月30日 AFP】北朝鮮の金先敬(キム・ソンギョン)外務次官は29日、国連総会一般討論で演説し、北朝鮮は核兵器を決して放棄しないと宣言する一方、外交交渉の扉は閉ざさないと述べた。

北朝鮮は通常、国連総会一般討論にはより格下の大使を派遣しており、外務次官の出席は異例。

金次官は、「北朝鮮に『非核化』を押し付けることは、主権と生存権の放棄を要求することに等しく、憲法に違反する」「われわれは、国法、国策、主権、そして生存権でもある核を決して放棄しない。いかなる状況下でも、この立場を放棄することはない」と述べた。

国営朝鮮中央通信(KCNA)によると、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は先週、核兵器を維持できるという条件付きで米国との協議に応じる用意があると表明した。(c)AFP