ハンガリー、極左運動「アンティファ」をテロ組織に指定 米に追随
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【9月27日 AFP】ハンガリーは26日、新たに作成したテロ組織リストを公表し、極左運動「アンティファ(反ファシスト)」をなどをテロ組織に指定した。オルバン・ビクトル首相はこれに先立ち、ドナルド・トランプ大統領のアンティファに対する方針に倣うと表明していた。
トランプ氏は22日、盟友の保守系活動家チャーリー・カーク氏の射殺を受け、アンティファを国内テロ組織に指定する大統領令に署名した。
これに続き、ハンガリー政府はテロ組織の国内リストを作成するよう命じる政令を官報で公布した。
政令の規定によると、リストに追加できるのは欧州連合(EU)または国連の制裁リストに記載されていない組織のみ。
政令により、リストに掲載された組織に対する金融制裁が可能となる、また、そうした組織に関与する個人をブラックリストに掲載し、国外追放または入国禁止といった措置を取ることも可能となる。
ハンガリーにはこれまで、テロ組織の国内リストは存在しなかった。
EUで最もトランプ氏に近いオルバン氏は26日朝、国営ラジオの週例インタビューで、「アンティファとその関連組織はテロ組織だと言わざるを得ない」「彼らはまだ犯罪を犯していないが、犯す前に対策を講じなければならない」と述べた。
シーヤールトー・ペーテル外務貿易相はEUに対し、アンティファについて「米国と足並みをそろえる必要がある」と述べ、テロ組織に指定するよう要求した。(c)AFP