タイとカンボジアの衝突が拡大 14万人避難
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【12月10日 AFP】タイとカンボジアの国境地帯での戦闘が9日、複数地点に広がり、双方で死傷者が増加した。数万人の住民が避難を余儀なくされており、米国が仲介した停戦は事実上、崩壊している。
当局によると、これまでに兵士と民間人合わせて少なくとも10人が両国で死亡し、14万人以上の民間人が避難した。
両国は衝突の原因を相手側にあると非難の応酬を続けている。
マルコ・ルビオ米国務長官は声明で「即時の敵対行為の停止、民間人の保護、そして両国が(停戦合意に)戻ること」を求めた。
停戦協定は10月、ドナルド・トランプ米大統領の仲介で、敵対行為を恒久的に終結させることを目的に締結された。(c)AFP