印極左過激派「毛派」、武装闘争停止を宣言 政府は慎重姿勢
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【9月17日 AFP】インドの極左過激派、共産党毛沢東主義派(毛派)は16日、武装闘争の中止を表明する声明を発表した。これを受け、インド当局は17日、その真偽を確認中だと述べた。毛派は2月にも停戦を呼びかけたが、当局に拒否されている。
インド政府は、2026年3月までに毛派を壊滅させ、数十年にわたる紛争終結を目指す掃討作戦を進めている。最近では、中部チャッティスガル州が主な戦闘地となっていた。
声明は仲介者を通じて記者宛てに出された。戦闘を中止する意向が示され「われわれは対話を始める用意がある」とし、「武装闘争を中止することを決定した」と付け加えられていた。
チャッティスガル州副首相ビジャイ・シャルマ氏は、当局が声明を検討中であり、声明には8月15日の日付があったと説明した。
声明は、立場を変えた理由について「変化した世界秩序と国内状況、そしてインド政府からの継続的な訴え」を挙げている。(c)AFP