米FRB、今年初の利下げ決定 さらに2回の利下げ示唆
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【9月18日 AFP】米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、今年初めてとなる金利の引き下げを決めた。利下げを求めるドナルド・トランプ大統領からの圧力に直面する中、雇用の減速が鮮明になっていることを受け、金融緩和に踏み切った。
政策金利の誘導目標を0.25%幅引き下げ、年4.0%から4.25%の範囲に設定することを賛成多数で決定。今年中にさらに2回の利下げを行うとの見通しを示した。
一方、トランプ氏に新たに指名され、米連邦公開市場委員会(FOMC)に初参加したFRBのスティーブン・ミラン理事は、0.5%の大幅な利下げを訴え、反対票を投じた。
FRBのジェローム・パウエル議長は会合終了後の記者会見で、これまで政策金利を据え置いた判断は「正しかった」と述べ、FRBは政治からの独立を維持することに「強くコミットしている」と強調した。(c)AFP