米国務長官がイスラエル訪問へ、「関係の本質が変わることはない」
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【9月14日 AFP】米国のマルコ・ルビオ国務長官が14日、カタールでイスラム組織ハマスの幹部らを標的とした空爆を行い、広く批判を受けたイスラエルへの訪問を開始する。
米国の同盟国であるカタールに対して初めてイスラエルが行った攻撃は、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦を目指す外交努力に新たな緊張をもたらしている。
ルビオ氏は13日の出発前に記者団に対し、ドナルド・トランプ米大統領はこの攻撃について「不満」を抱えているとしながらも、「イスラエルとの関係の本質が変わることはない」と述べた。しかしながら、停戦への影響については「話し合う必要がある」とも話している。
訪問に先立ち国務省のトミー・ピゴット報道官は、ルビオ氏が「ハマスのテロ行為を正当化するような一方的なパレスチナ国家承認など、反イスラエル的な行動に対抗するというわれわれの姿勢を示すことになる」と述べ、「ハマスが再びガザを支配することがないようにし、すべての人質を帰還させるという共通の目標を強調する予定」だと続けた。
イスラエル首相府によると、ルビオ氏は14日にエルサレムの嘆きの壁をネタニヤフ首相とともに訪問する予定となっている。(c)AFP