車で捜査官に突っ込んだ不法移民の男を射殺、米移民局
このニュースをシェア
【9月13日 AFP】米国土安全保障省(HSI)は12日、イリノイ州シカゴで拘束に抵抗して車で突っ込んできた不法移民の男を、移民・税関捜査局(ICE)の捜査官が射殺したと発表した。
事件は、ドナルド・トランプ米大統領が進める犯罪や不法移民への取り締まり強化政策の焦点となっているシカゴで発生したが、武装した捜査官と対象者との間で死亡者が出るのはまれとなっている。
HSIによると、男はICEの交通違反取り締まりの際に「法執行機関の命令に従うことを拒否し、車を法執行官に向けて運転した」という。
声明は「ICE捜査官の1人が車に衝突され、かなりの距離を引きずられた。命の危険を感じたため、職員は発砲した」と述べている。
当局によると、対象者の男は「危険運転の前科がある不法滞在者」で、入国した日時も不明だという。(c)AFP