ウクライナ人女性、避難先の米国で前科14犯の男に刺殺される 政治的論争に
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■「醜悪な真実」
ザルツカさん殺害事件が全米の注目を集めたのは、シャーロットの民主党市長による最初の反応が明らかになった後のことだ。
ザルツカさんの死から数日後、ビ・ライルズ市長(民主党)は遺族に「心よりお悔やみ申し上げます」と述べたが、当初の声明ではザルツカさんの身元を明らかにせず、代わりに容疑者の状態に焦点を当てた。
ライルズ市長は声明で、「私は精神疾患に苦しむ人々やホームレスの人々を悪者扱いしているわけではない」と述べた。
この声明には批判が殺到。先週ザルツカさん殺害事件の映像が公開された時、ライルズ市長が「遺族への敬意」と称してメディアに映像の共有を控えるよう要請すると、右派から激しい抗議の声が上がった。
ショーン・ダフィー運輸長官は7日、X(旧ツイッター)に「シャーロット市長は、メディアに醜悪な真実を明らかにされたくないのだ。なぜか? それは、市長自身と他の市の公務員に責任があるからだ」と投稿した。
ダフィー氏は8日、「民主党はホームレスや精神障害者を悪者扱いすることはできないと言って、このような殺人事件を軽視している」と非難した。
スティーブン・ミラー大統領次席補佐官(政策、国土安全保障担当)は、民主党が「極悪非道の人でなし」を支援していると非難した。