【9月8日 AFP】7日に行われた全米オープンテニスの男子シングルス決勝は、米国のドナルド・トランプ大統領が観戦に訪れたことで試合開始が遅延した。

トランプ氏は、ヤニック・シナー(イタリア)とカルロス・アルカラス(スペイン)の試合を観戦するため、他の著名人らとともに10年ぶりに全米会場を訪れた。

多数のテニスファンが厳重なセキュリティーチェックを通過するのに苦労したため、試合開始は30分遅れることになった。AFPの記者によると、第1セット開始時点でも約250人がセキュリティーチェックの列に並んでいたという。

試合中のスクリーンにトランプ氏が映し出されると、大きなブーイングと少数の歓声で迎えられた。

トランプ氏は大統領就任後、さまざまなスポーツイベントの観戦に訪れている。サッカーのクラブW杯決勝ではブーイングを受けたが、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスーパーボウルや総合格闘技イベント「UFC」、米ストックカーレースのNASCARカップ・シリーズ開幕戦デイトナ500では、比較的好意的に迎えられた。

今月下旬には男子ゴルフの米国と欧州による対抗戦ライダーカップ初日に出席する予定で、さらにはホワイトハウス敷地内での「UFC」開催準備も進めている。(c)AFP