【9月6日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は5日、2026年の20か国・地域(G20)首脳会議を南部フロリダ州マイアミに自身が所有するゴルフリゾート施設で開催すると発表した。

億万長者のトランプ氏は、マイアミ国際空港に近い「トランプ・ナショナル・ドラル・ゴルフクラブ」が「美しい」施設であり、フロリダ州の気候が温暖なことから、理想的な選択肢だと述べた。

トランプ氏は大統領執務室で記者団に対し、「ドラルで開催する」「誰もがそこでの開催を望んでいる。空港のすぐそばの最高の立地で、美しく、すべてが素晴らしいからだ」と述べた。

だが、2度の大統領在任期間中、自身と家族が私腹を肥やしていると繰り返し非難されているトランプ氏は、このイベントで利益を得るつもりはないと断言。

「われわれはこれで金もうけするつもりはない。金銭的な利益を伴わない取引をしようとしている。私はただ、うまくいくことを望んでいるだけだ」と述べた。

トランプ氏は、ウクライナに侵攻しているにもかかわらず、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領のG20出席に期待を示すとともに、中国の習近平国家主席の出席も歓迎すると付け加えた。

「もし彼らが望むなら、ぜひ出席してほしい」とトランプ氏は述べた。

ただし、ロシアと中国は共にG20メンバーであるにもかかわらず、彼らは「オブザーバー」としての参加となるが、オブザーバーとして参加したいかどうかは分からないとも述べた。

トランプ氏は今年11月に南アフリカでのG20首脳会議には参加しないことを確認した。代わりにJ・D・バンス副大統領が出席するという。(c)AFP